投稿

多発性骨髄腫 備忘録 目次

■ 多発性骨髄腫で入院に至る経緯 ■ 頚椎の腫瘍をきっかけに多発性骨髄腫が発覚 ■ Vd療法(ベルケイド、デキサート) ■ フリーライトチェーン基準値内まで減少 ■ DVd療法(ダラキューロ、ベルケイド、レナデックス) ■ VRd-lite療法(ベルケイド、レムラミド、レナデックス) ■ 標準治療で使用している薬

標準治療で使用している薬

イメージ
化学療法使用薬 これまでVd療法2クール、DVd療法6クールを経てVRd-lite療法4クール目までで使用した薬は以下の通り。 抗がん剤:ベルケイド(ボルテゾミブ)/レブラミド ステロイド:デキサート/レナデックス 抗体薬:ダラキューロ 抗体薬:ランマーク ●ランマークのこと:骨の再生が進んだことが確認された後、ランマークは今後も継続するのか質問したところ、要は治療が効いているかが肝要で、効いているなら中止してもいいんですが、やって悪いことはないので、もう少し継続することにしましょう、ということで現在も継続中。 ●レナデックスのこと:抗がん剤によって白血球が減少するどころか、通常より増加し基準値を超えていることについて聞いたところ、ステロイドによって増加しているためだが、現在までの検査結果は想定内の値とのこと(その後、白血球も基準値内に)。ただ、身体への負担を考えて、ステロイドはどこかのタイミングでフェードアウトしたいとして、VRd-lite療法からは減量での服用になりました。 標準治療中の内服薬 VRd-lite療法4クール目時点で、副作用予防のために服用している薬は以下の通り。 朝食後:パントシン/ラベプラゾールNa/ゾビラックス/タイフェン/バイアスピリン/デノタスチュアブル 昼食後:パントシン 夕食後:パントシン 就寝前:プレガバリン/モンテルカスト ●レスタミンコーワのこと:ダラキューロの前投与薬レスタミンコーワはとんでもなく眠気に襲われると相談したところ、ダラキューロは2回目以降、副作用が出ることはほとんどないので、レスタミンコーワはスキップしていいと言ってくれ、やめることになりました。 ●モンテルカストのこと:再入院してダラキューロの1回目を投与する前日にアレルギー予防のため就寝前にモンテルカストを処方されて以来、服用を続けていましたが、ダラキューロの2回目以降は副作用をそれほど心配する必要はなさそうだったので、こちらについてはどうでしょうと聞いたところ、「ダラキューロは細胞の分化や活性化に関係する分子CB38に直接作用する薬ですが、上気道にも影響をもたらし感染症のリスクが高まることがあるので、この抗体薬を投与している間、モンテルカストは飲んでおいた方がいいです」と。またダラキューロは完全に抜けるまで時間がかかる傾向があるそうなので、VRd-lite療...

VRd-lite療法(ベルケイド、レムラミド、レナデックス)

イメージ
2024年11月18日(月)骨髄検査 11月18日、骨髄検査(骨髄穿刺+骨髄生検)を実施。その結果は、骨髄腫細胞が検出できない測定可能残存病変(微小残存病変/MRD)陰性となり、体内は非常にきれいな状態でした。で、これによりベルケイドとステロイドを終了し、抗がん剤は服用薬(レブラミド)に変更。3週間(21日)毎日服用して1週間(7日)休みのスケジュールで4週間ごとに採血とダラキューロ投与をするDR療法に移行することになりました。 が、検査の後、新型コロナに罹患してしまい、11月27日(水)からスタートする予定だった治療はスキップ。そこで、治療の中断期間を利用して、PET検査を受けることになりました。そして、こちらでも腫瘍は全くなく、またフリーライトチェーンからもベルケイドが本当に完璧に近い形で効いていることが改めて分かりました。 ただ、これは逆に悩ましい結果でもあって、主治医は当初予定していたDR療法への移行を変更して、ベルケイドを継続する方がいいように思う、と。悩ましいというのは、ダラキューロなら4週ごとの通院になりますが、ベルケイドだと週1通院になるからで、ベルケイド継続の場合は、ダラキューロは止めてベルケイドを4週続けて1週休薬、飲み薬のレブラミドは3週服用して2週休薬というスケジュールになります。で、どうします?と聞かれたので、ベルケイド継続を希望。結果、12月11日からベルケイドとレブラミドの組み合わせで治療をし、ステロイド(レナデックス)は量を減らして継続することになりました(VRd-lite療法)。 2024年12月11日(水)VRd-lite療法 レブラミドは初めての投与になるので副作用の出現を考慮して、通常1回5錠のところ2錠から始め、大きな問題がなければ次に3錠に変更するなどして徐々に増やしていくことになりました。なおレブラミドによる血栓症のリスク軽減のため、血液をさらさらにする薬(バイアスピリン)を追加。またレナデックスは身体への負担を考慮して、これまでの5錠から3錠に減らして継続することになりました。 以後、毎週水曜日に通院治療を受け、2025年1月15日スタートのVRd-lite療法第2クールからは、血液検査の数値を踏まえレブラミドを3錠に増やし、更に3月26日開始のVRd-lite療法第4クールからはステロイド(レナデックス)を2錠に減薬...

DVd療法(ダラキューロ、ベルケイド、レナデックス)

イメージ
2024年7月19日(金)再入院(インフォームドコンセント) 主治医説明「第1クール(Vd療法)の治療が非常に効いているので、この流れを維持、増進するためダラキューロを追加投入(DVd療法)。ダラキューロは3〜5分をかけて皮下注射します。1回目は慎重を期して入院での投与にしましたが、問題なければ翌日退院でも可。以降、週1回の通院治療を半年継続する予定」ということで、22日(月)に第3クールとなるDVd療法を開始。翌23日(火)に退院し、以後、通院治療に切り替えることになりました。 22日(月)、整形外科・担当医往診→MRIやCT、レントゲンの画像を見ながら説明してくれました。「MRIを見ると、頸椎に出来ていた腫瘍はほぼ消滅し、首周りにあった大きな腫瘍も白い影としてほんの少し残るだけになってる。ただ、骨はまだ再生していなくて、時間がかかりそうなのと、腫瘍とは逆側から骨の一部が神経に触れてるので、手足の痺れはこれが原因かもしれません。これがどうなるかは、骨が再生してみないと分かりません。整形外科の通院は月1回でOK」 抗体薬皮下注射(ダラキューロ)1回目※カロナール5錠+レスタミンコーワ5錠を前投与。抗がん剤皮下注射(ベルケイド=ボルテゾミブ)9回目、ステロイド服用(レナデックス5錠) 23日(火)退院 2024年7月31日(水)通院治療スタート 主治医診察「先日の骨髄検査で骨髄中の形質細胞の割合が正常値であること、3回目のフリーライトチェーン検査も基準値内にあることが確認されている。その他、血液検査の値もいいので、予後のことを考えて通院治療を週1回ではなく週2回にして、早めに腫瘍を徹底的に叩くことを提案したい。その場合、水曜日のDVd療法(ダラキューロ/ベルケイド=ボルテゾミブ/デキサメタゾン=レナデックス)に加えて土曜日に抗がん剤ボルテゾミブの皮下注射を外来で受けることになります。どうしますか」とのことで、しばらく週2で通院することを選択しました。 そして、これに伴って11月13日(水)までDVd療法を6クール継続しました。DVd療法の第2クールを開始した日、主治医からは再度「第3クールとなるDVd療法を週1通院で始めたのは、通院の負担を考えてのことだったが、各種検査の数値的にも、入院時からの機能回復状況的にも、またその後の経過的にも、ここで一気に腫瘍を叩いた方がい...

フリーライトチェーン基準値内まで減少

イメージ
2024年6月24日(月)入院22日目 インフォームドコンセント 1週間の休薬を経て第2クールの開始を前に、この日の15時からインフォームドコンセントがあり、第1クール治療効果、第2クール治療計画説明(主治医・妻・長男・長女)。 多発性骨髄腫の腫瘍マーカーでもあるフリーライトチェーンは、第1クールが終わった時点でλ鎖が20.9mg/L(入院時4890.0mg/L)、κ鎖15.8mg/L(同39.2mg/L)といずれも基準値内まで減少、これに伴いκ/λ比も0.76(0.008)と基準値内になっていました。 「腫瘍が50%程度に減少していると抗がん剤の効果あり(部分奏効=PR)、10%まで減少していたら非常に効果あり(最良部分奏効=VGPR)とされていますが、5%未満まで減少しているので、第1クールの薬がとても合っていましたね。手や脚の機能回復を見て、長年の診療経験からの第六感で効いているとは思っていましたが、この数値がそれを完全に裏付けています。それを踏まえ第2クールも同じ薬をベースに治療を進めます。半年、1年の状態で薬は替えていきますが、腫瘍が完全に無くなるまできっちり治療を続けましょう」 とのこと。抗がん剤のベルケイドが非常に合っていた上、副作用も全くない状態なので、第2クールの治療計画についてはもちろん同意。前回同様1クール3週間で実施し、抗がん剤を週2回2週間投与した後、1週間の休薬期間を設けることになりました。 Vd療法第2クール 6月25日、リハビリでサークルを使った歩行訓練開始→看護師さんが「左脚を全く動かせなかった入院時を思うと、ワタシ的には、クララが歩いた、ぐらいに感動した」と。。。テーブルや壁などを伝って個室トイレ利用の許可をもらう(※看護師さん見守り)。 26日(水)Vd療法第2クールがスタート。29日(土)2回目、7月3日(水)3回目、6日(土)4回目。 7月1日(月)、整形外科・担当医往診「CT検査の結果は問題なし。首の骨は3分の2以上繋がっている感じで大きな変化はないが、首はさまざまな神経が通っているので、これまで通り慎重に。なお、日常生活では、腰は潰れてはいるが、腫瘍で溶けているわけではないので、着替えやシャワーなど短時間であればコルセットを外してもいい。ただし首はシャワーでも外さず、交換の際はベッドに横になるか、顎を手で支えて首がグラグ...

Vd療法(ベルケイド、デキサート)

イメージ
Vd療法第1クール=抗がん剤:ベルケイド(ボルテゾミブ)、ステロイド:デキサート 2024年6月4日(火)入院2日目、朝食の後、採尿に続いて、ステロイド(デキサート)の点滴が始まりました。本来は、抗がん剤と同じ日に投与するのですが、初めての化学療法なので、マイナス1日での開始となりました。この点滴は30分ほどで終了。 その後、レントゲン(整形外科)と心電図(循環器内科) の検査があり、いずれも部屋まで出向いてくれ、ベッド上で実施しました。 午後、作業療法士の方が病室まで来られ、リハビリに向けて機能チェック。主な症状としては、左手の開閉が出来ず、左腕を上げ保持することが出来ない、左脚も自力では動かせない、両手、両足に痺れがあるといった感じでした。 6月5日(水)入院3日目、この日も採血があり、朝食後に電解質輸液(KN1号輸液)とステロイド(デキサート)の点滴が始まりました。 ステロイドは昨日同様30分程度ですが、電解質輸液は2回に分けてゆっくり時間をかけて投与されました。 更にこの日は骨髄検査(骨髄穿刺=部分麻酔)もあり、それを終えてから、1回目となる抗がん剤(ベルケイド=ボルテゾミブ)の皮下注射を受けました(心電図装着)。 注射はほんの数秒で済み、ちょっと拍子抜け。 薬剤師による治療薬説明や、心エコー(循環器内科) もありましたが、頸椎の腫瘍によって骨が3分の1ほど溶けているため、安静度マックスらしく、車いすさえNGで、心エコーはベッドのまま移動。病院の天井だけ見ながら、病室と検査室を往復することになりました。 その後、理学療法士の方が病室まで来てくれ、リハビリがスタート。と言っても、安静度マックスなので、ベッド上で実施。機能回復というより機能維持が当面の目標という感じでしたが、自力で動かせない左脚を中心に脚の訓練が始まりました。 6月6日(木)入院4日目、この日は、骨病変の治療薬で破骨細胞の活性化を抑制する抗体薬(ランマーク)を皮下注射。ランマークは基本的に4週間に1回の注射となります。※ランマーク投与に伴い、以降毎朝食時にデノタスチュアブル配合錠(カルシウム)追加。 その後、Vd療法は6月8日(土)に2回目、12日(水)3回目、15日(土)に4回目を実施。 入院から丸1週間となる9日(日)、5日と8日に投与されたベルケイドが効いたのか、4日に作業療法士の方が機能...

頚椎の腫瘍をきっかけに多発性骨髄腫が発覚

イメージ
2024年5月25日(土)頸椎の腫瘍発覚 獨協医科大学埼玉医療センターの脳神経内科を受診後、5月24日に神経伝導速度検査と頚椎MRI検査を実施。検査翌日、次の再診予約を待たずに脳神経内科から電話があり、頚椎に腫瘍が見つかった。同じ病院内だが整形外科に紹介状を書くので、月曜日の朝イチで整形外科を受診してほしいことが告げられました。 2024年5月27日(月)獨協医科大学埼玉医療センター 整形外科/血液内科 整形外科医から腫瘍の状態、また腫瘍が骨を溶かして骨折状態になっていることが説明されました。その後、整形外科の装具で、本格的な医療用コルセット(ネックストレッチャー/ピナクル172)を装着し、レントゲンにCT、心電図、呼吸器、血液検査と回って診察室に戻ると、CTの画像を見ると、他の箇所の骨も脆くなり、腰も圧迫骨折しているので、腰仙椎のコルセットをオーダーメイドで作るから装具で採寸後、改めて診察をとなりました。 診察では、腫瘍の原発巣はCTでは発見できず、一般的な腫瘍マーカーも軒並み正常値。そこで放射線科や大学病院内の各種内科にも意見を打診してくださり、まず翌日に精密検査のPETを予約。その一方、血液内科から症状的には合致するものがあると、急遽診察を入れてくださったので、この後すぐに回ってくださいとのことでした。 血液内科の医師は半月以上予約が埋まっている中での臨機応変の受け入れでとても助かりました。そして症状的には多発性骨髄腫と思われるが、今回の血液検査の結果では該当箇所が基準値内で現状では確定出来ない。そこで今回の血液サンプルに必要なら脳神経内科で採血したものも加え、検査項目を追加して調べると言ってくださり、血液がんの基本的な情報から、多発性骨髄腫であった場合の一般的な治療法まで、懇切丁寧に説明していただき、その日は帰宅しました。  血液内科の担当医は、4月にこの大学病院に赴任して来られたばかりで、前任の病院では部長として血液内科を切り盛りし、多発性骨髄腫の症例を日本一診ていると言われる医師なので、恐らく症状を見て多発性骨髄腫だと確信し、治療方法や治療計画などまで詳しく話してくれたのだろう、と後になって推察しました。 ■2024年6月3日(月)多発性骨髄腫診断確定・入院 朝イチで獨協医科大学埼玉医療センターの装具に出向き、圧迫骨折箇所の腰仙椎装具(コルセット...

多発性骨髄腫で入院に至る経緯

2023年中頃 最初の前兆 左手の握力低下 2023年の中頃だったか、左手の握力が一時的に下がった時がありました。 ある夜、キッチンで料理をしていて、フライパンを持つ左手の握力が弱っているのに気づきました。その状態はしばらく続き、フライパンから皿に盛り付けるのに苦労するぐらいな時もありました。が、半月ほどで何事もなかったように握力は復活しました。 いま思えば、これが最初の前兆だったようです。 2024年1月 首から肩にかけての激しい痛み 2024年1月、首から肩にかけてじっとしていられないほどの痛みに見舞われ、近くの整形外科クリニックを受診。レントゲン検査の結果、頚椎症性神経根症と診断されました。しばらくして急性期は脱した感じでしたが、なかなか完治しないまま春を迎え、次の兆しが訪れました。 2024年4月 左手の指を真っ直ぐに出来ない そして春。私は毎朝、神棚と仏壇のお供えをして手を合わせてから1日をスタートしているんですが、ある時から左手の指が真っ直ぐにならず、右手と重ならなくなってきました。 2024年4月27日 歩行に違和感を感じる そうこうするうち、大きな転機を迎えます。忘れもしない4月27日、大学時代の同期や先輩、後輩たちと集まる半年に一度の交歓会の日でした。古い友人たちと大学近くの老舗レストランで楽しく過ごした後、少しキャンパスを回って、学生時代によく遊びに行った高田馬場まで歩き、そこで二次会。 その後、自宅最寄駅までは特に問題はなかったのですが、バスがなかなか来ないため自宅まで1.5kmほどを歩くことにしました。が、左脚がうまく可動せず、歩行がなんだかギクシャクしてることに気づきました。 帰宅してから脚を上げてチェックしてみると、明らかに右脚より左脚の方が上がり幅が小さいことが分かりました。ただ、既にゴールデンウィークに入っていたので、いったん様子を見ることにしたものの、その間にも機能不全は進んでいました。 2024年5月8日(水)脳神経外科クリニック 近くの脳神経外科を受診し、脳のMRIを撮ってもらいました。検査の結果は異常なし。院長からは、脳自体には問題ないものの、左手と左脚の状態を見る限り、機能不全がかなり深刻なので、早期に治療を開始した方がいいと強く勧められました。 2024年5月9日(木)整形外科クリニック ほぼ機能しない左手と動きが悪い左脚...