頚椎の腫瘍をきっかけに多発性骨髄腫が発覚

2024年5月25日(土)頸椎の腫瘍発覚

獨協医科大学埼玉医療センターの脳神経内科を受診後、5月24日に神経伝導速度検査と頚椎MRI検査を実施。検査翌日、次の再診予約を待たずに脳神経内科から電話があり、頚椎に腫瘍が見つかった。同じ病院内だが整形外科に紹介状を書くので、月曜日の朝イチで整形外科を受診してほしいことが告げられました。


2024年5月27日(月)獨協医科大学埼玉医療センター 整形外科/血液内科

整形外科医から腫瘍の状態、また腫瘍が骨を溶かして骨折状態になっていることが説明されました。その後、整形外科の装具で、本格的な医療用コルセット(ネックストレッチャー/ピナクル172)を装着し、レントゲンにCT、心電図、呼吸器、血液検査と回って診察室に戻ると、CTの画像を見ると、他の箇所の骨も脆くなり、腰も圧迫骨折しているので、腰仙椎のコルセットをオーダーメイドで作るから装具で採寸後、改めて診察をとなりました。

診察では、腫瘍の原発巣はCTでは発見できず、一般的な腫瘍マーカーも軒並み正常値。そこで放射線科や大学病院内の各種内科にも意見を打診してくださり、まず翌日に精密検査のPETを予約。その一方、血液内科から症状的には合致するものがあると、急遽診察を入れてくださったので、この後すぐに回ってくださいとのことでした。

血液内科の医師は半月以上予約が埋まっている中での臨機応変の受け入れでとても助かりました。そして症状的には多発性骨髄腫と思われるが、今回の血液検査の結果では該当箇所が基準値内で現状では確定出来ない。そこで今回の血液サンプルに必要なら脳神経内科で採血したものも加え、検査項目を追加して調べると言ってくださり、血液がんの基本的な情報から、多発性骨髄腫であった場合の一般的な治療法まで、懇切丁寧に説明していただき、その日は帰宅しました。 

血液内科の担当医は、4月にこの大学病院に赴任して来られたばかりで、前任の病院では部長として血液内科を切り盛りし、多発性骨髄腫の症例を日本一診ていると言われる医師なので、恐らく症状を見て多発性骨髄腫だと確信し、治療方法や治療計画などまで詳しく話してくれたのだろう、と後になって推察しました。


■2024年6月3日(月)多発性骨髄腫診断確定・入院

朝イチで獨協医科大学埼玉医療センターの装具に出向き、圧迫骨折箇所の腰仙椎装具(コルセット)を装着。 その後、整形外科を受診し、担当医から、以下の説明を受けました。 

「PETでも原発巣は見つからず、整形外科としては手術をして腫瘍を切除し、病理検査で原発巣を探すと共に、腫瘍を切除した後の骨を固定することは可能。が、血液内科による血液検査の追加項目で数値異常が見つかり、原発巣が特定されたので、相談の結果、血液内科の化学療法により原発巣を叩くことを優先することになりました。手術枠は抑えましたが、いったん中止とし、血液内科で入院し、治療に当たってください」 


■フリーライトチェーンλ鎖4890.0mg/L

続いて、血液内科を受診。主治医から、検査結果について説明を受けました。

それによると、血漿蛋白免疫学的検査で、形質細胞が抗体を産生する際に作られる免疫グロブリン遊離L鎖(フリーライトチェーン)に異常値を検出。数値は、κ鎖39.2mg/L(基準値3.3~19.4 )、λ鎖4890.0mg/L(基準値5.7~26.3)、κ/λ比0.008(基準値0.26~1.65)で、これにより多発性骨髄腫の診断が下されました。主治医は続けて、

「多発性骨髄腫の治療に遅いという概念はありません。60代ならなおさらです。新しい効果的な薬が次々に出ており、腫瘍をきれいに消すことは可能。現在、最も一般的な治療方法はボルテゾミブ(ベルケイド)という抗がん剤と、デキサートというステロイドを使った化学療法で、これに抗体薬のダラキューロを併用することもあります。基本的にはこれらの組み合わせですが、他にも効果的な薬もあり、実際に治療が始まったら、検査結果などを見ながらそれらをどう組み合わせるか決めていきます。最初の目安は3カ月で、そこまでである程度、腫瘍を消滅出来るはずです。その後は半年、1年というスパンで治療をしていくことになります」 

と、治療の概要を説明してくれました。使用予定の薬は、抗がん剤がベルケイド(ボルテゾミブ)もしくはカイプロリス、ステロイドはデキサート(もしくはレナデックス)、抗体薬ダラキューロで、骨病変があるため破骨防止の抗体薬ランマークも組み合わせるという話でした。 そして、妻・長男・長女立ち合いの下、主治医の治療計画に同意し、そのまま入院して標準治療を受けることになりました。

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